圧縮ファイルを比較フォルダとしてセットする。
比較処理の例を示します。
下記の例は基準フォルダに「C:\Projects\FSynch
」をセットし、
比較フォルダにはC:\Projectsの直下に圧縮ファイルを置くものとしています。
- LZHファイルの場合
C:\Projects\FSynch |
⇔ |
C:\Projects\FSynch.LZH |
- 通常のフォルダどうしの処理ができます。
- システムディレクトリまたは参照できるフォルダにはunlha32.dllが必要です。
- CABファイルの場合
C:\Projects\FSynch |
⇔ |
C:\Projects\FSynch.CAB |
比較先にCABファイルを指定して更新をかけた場合
- 上記の比較で、たとえば、C:\Projects\FSynch\FSynchView.cppが更新されたとします。
そこで、更新処理をすると、
1、C:\Projects\FSynch.CAB内にあるファイルのFSynchView.cppが
FSynch-sav0.CAB(Ver1.8.6以降
詳細は旧ファイルの退避数の設定)
に退避されます。
2、基準フォルダの内、比較対象となっているすべてのファイルをすべて圧縮し直します。
すべて圧縮し直すということをしている理由はCAB形式では追加、削除などの個別ファイル操作が
できない仕様になっているためです。
3、もう一度確認処理を行うと、FSynch.CABとは完全に一致して、更新対象はなくなります。
仮に設定したCABファイルの最大サイズに圧縮後の合計が収まらない場合は、ファイル名に数字がつけられて
連続して圧縮ファイルの作成が続けられます。
Ver1.8.6以降、複数のCABに分割して圧縮される場合は拡張子手前に数字がついて作成されます。
比較フォルダがFSynch.CABと入力されているとき2つめ以降のCABファイル名は
FSynch2.CAB、
FSynch3.CAB、
FSynch4.CAB、
;
になります。
分割されることがわかっている場合は比較フォルダにFSynch1.CAB、と設定すれば
ちょうど、数字部分が連続して増える名前が生成されます。
- CABファイルを基準側にセットした場合は、すべての処理が通常のフォルダどうしと
同じになります。Ver1.8.6からは連続したcabについても比較できます。
- ZIPファイルの場合
C:\Projects\FSynch |
⇔ |
C:\Projects\FSynch.zip |
-
解凍するとき
解凍したいときは、エクスプローラー(マイコンピュータ)などでZIP,CAB,LZHファイルを選択
して右ボタンで「送る」の操作を行うとそのファイルが基準にセットされます。
(右ボタンでなくても画面から新規作成を行って解凍したいファイルを基準フォルダにセットしてもいいです)
解凍先を入力しセット
サブフォルダを含むのチェック、サブフォルダ操作にチェックをいれて処理実行ボタンを押します。
- その他
- CABを指定することのメリットは圧縮率がやや高いということでしょうか。
- また、CAB形式でも圧縮方式が選べるものがありますが、現状では標準的なMSZIP形式で圧縮しています。
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