表示されているファイルでそのまま書庫を作成したいとき

更新前にLZHファイルを作成しておけます。フォルダの中身から一部だけを取り出して
圧縮したいことがあります。
オブジェクトファイルなど、サイズが大きいファイルは入れたくない、こんなときに使用できます。

  1. 書庫に入れるファイルを絞りこむ。
    まず、比較確認、削除確認などでリストボックスへファイルを入れます。
    このとき、「同期をとるファイルの拡張子」で「拡張子を指定」していれば
    あるフォルダ以下のファイルに対して拡張子でフィルターをかけたことになります。
    さらに、「絞り込み表示」にあるパターンでさらに絞りこませれば、書庫に入れられる
    ファイルはさらに限定されます。
  2. どのフォルダのファイルを圧縮するかを指定する。
    上の図で「同期をとるフォルダのリスト」より1行を選択します。この選択を変えることに
    よって場合によっては更新前、更新後の状態をバックアップできることになります。
  3. メニューより実行します。
    すると、書庫ファイル名を聞いてきますので入力すると書庫ファイルが作成されます。
    このメニューが有効になる条件は
    1、比較結果リストボックスにデータが入っていること
    2、「同期をとるフォルダのリスト」のどれか1行が選択されていること
    が必要です。

 

書庫=圧縮ファイルとは:  ここではすべて拡張子がLZH形式のファイルをさします。

フォルダ属性ありの場合


フォルダ属性なしの場合

同期先フォルダに書庫ファイルを指定する(Ver1.8.2以降)

通常のフォルダと同じ感覚で同期処理ができます。
上記指定バージョン以降からフォルダリストに拡張子がLZHのファイル自体を指定できるようにしました。
この指定方法はエクスプローラからドラッグ&ドロップをしたとき、LZHファイルがフォルダリストに入れられるように修正済みです。


今まで、フォルダ(ディレクトリ)のみ選択できたダイアログだけだったので
LZHファイルを選択するダイアログがでるように「参照」ボタンをなくして
ビットマップボタン2つにしました。(上記黄色の2つのボタン)
マウスカーソルを近づけると説明のツールチップが表示されます。

最初に、比較先としてまだ作成されていないLZHを入力し、同期更新ボタンで処理をおこなおうとすると、
読みこみでエラーが発生しましたとのunlha32.dllからのメッセージが表示されます。
これを無視して処理を続行すれば基本フォルダファイルからLZHファイルが作成されます。
ただ、対象LZHが無いところからはじめた場合、FSynchでは処理を1つずつコマンドを送っているため
処理速度は遅いものとなります。一番最初のLZHファイル作成は別のアプリケーションのほうが早いと思われます。
比較したい時にはわかりやすいので使用してみていただきたいと思います。


制限事項
LZHファイル内に漢字コード(全角2バイトコード)を使ってサブフォルダが作られる状況になる場合は
対象をLZHファイルにしないでください。
LZH内部の処理では、まだ漢字コードを考慮したつくりにはなっていません。

このLZH処理ではunlha32.dllを使用しています。この機能を使用するには、このDLLファイルを
入手して\Windows\Systemなどの場所に置いておく必要があります。

FTP先設定名とLZHファイルとの同期はできません。

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